EVENTS

1. オープニング・レセプション 2012年3月31日[土]17:00~
出品作家を囲んでのパーティ。音楽家小島ケータニーラブさんによるミニライブもあります!
参加費1,000円(1ドリンク&フード付)

小島ケイタニーラブ|音楽家
1980年生まれ。静岡県出身。作詞・歌唱を中心とした音楽活動を行う。 2009年、ロックバンドANIMAとしてWEATHER/HEADZよりデビュー。翌2010年、the coffee groupとしてアルバム『ワンコインからワンドリップ』をリリース。2011年にはROVO益子樹プロデュースによるANIMAの2nd album『シャガール』をリリースし、切なさと陶酔感の溢れる世界観が注目を浴びた他、小説家・古川日出男、詩人・管啓次郎との朗読・音楽劇『銀河鉄道の夜』の音楽を務める等、活動の幅を広げている。http://www.keitaney.com/

2. アーティストトーク 2012年4月1日[日]16:00~
出品作家3人と本展キュレーターが展覧会について語ります。

3. 講演「意識のせかい」 2012年4月7日[土]16:00~
講師:柴田裕之(しばたやすし、翻訳家) 参加費1,000円(1ドリンク付)
私たちの内なる世界の探求として<意識>を取り上げます。人が認識する世界を「錯覚」とする衝撃の書籍『ユーザーイリュージョン-意識という幻想』をはじめ、近年研究が進む意識や心理学の分野において多くの翻訳を手がける同氏をお招きし、意識の不思議を紐解きます。
柴田裕之|翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業。主な訳書:ジョン・フォン・ノイマン著『計算機と脳』(筑摩書房)、キティ・ファーガソン著『ピュタゴラスの音楽』(白水社)、ブライアン・コックス他著『なぜ E=mc2 なのか?』(紀伊國屋書店)、マット・リドレー著『繁栄』(共訳、早川書房)、ジョン・カシオポ他著『孤独の科学』(河出書房新社)、フランス・ドゥ・ヴァール著『共感の時代へ』(紀伊國屋書店)、ジャコモ・リゾラッティ他著『ミラーニューロン』(紀伊國屋書店)、ニコラス・ハンフリー著『赤を見る』(紀伊國屋書店)、ジュリアン・ジェインズ著『神々の沈黙』(紀伊國屋書店)、トール・ノーレットランダーシュ著『ユーザーイリュージョン』(紀伊國屋書店)ほか。

4. 富田俊明ワークインプログレス作品『灰と頬』をめぐる対談:
4月1日[日]18:00頃 堀田真紀子(メディア文化論研究,北海道大学)
4月6日[金]時間未定 平野到(学芸員,埼玉近代美術館)
4月8日[日]16:00 伊庭靖弘(古生物学者)

今回、富田が観客やゲストを交えて制作する対談ドローイングは、本展に出品されるワークインプログレス作品『灰と頬』の一環です。初回ゲスト、堀田真紀子さんは北海道大学メディアコミュニケーション研究院で現代芸術文化論を教えています。「物質的想像力」「変容」「感覚の祝祭性」などをキーワードに,縦横無尽に語って行きます。第二回ゲストは埼玉県立近代美術館学芸員の平野到さん。富田の初個展以来,その創作を見続けてきた氏との対談は,主体の営みからどのように美術が生じてくるのか,その意義について問いかけるものになるでしょう。最終日は、古生物学者の伊庭靖弘氏を招いて対話のライブを行います。「生命と食」について、美術と科学、異なる見地から交わされる着地点の予想のつかないクロストークにご注目ください。

堀田真紀子|北海道大学メディアコミュニケーション研究院准教授(現代芸術文化論)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。主著は「メディアと芸術と人生と」堀田真紀子編『抽象芸術の誕生』北海道大学言語文化部研究報告叢書、2000年。コミュニティギャラリー・スペース「森のひろば」を主宰。
平野到|学芸員
1965年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院美術史専攻修士課程修了。現在、埼玉県立近代美術館主任学芸員。内外の近現代美術に関する展覧会を企画する。手がけた主な展覧会として、「矩形の森-思考するグリッド」(1994年)、「1970-物質と知覚/もの派と根源を問う作家たち」(1995年)、「ユルゲン・クラウケ展-幻影の戯れ」(1997年)、「イスラエル美術の現在」(2001年)、「ピカソとマチス/1930-40年代の版画を中心に」(2003年)、「遊びの美術」(2006年)、「長澤英俊展/オーロラの向かう所」(2009年)などがある。
伊庭靖弘|古生物学者
1981年東京生まれ。2008年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。専門は古生物学、生物地理学、生命進化史、温室地球期の古環境復元。
「わたしたちはなぜ今ここに存在しているのか?」 誰もが考えたことがある疑問だと思います。我々古生物学者は「地球・生命史の解読」にこの究極の疑問を解決する1つの鍵があると考えています。生命進化は時間軸をもってはじめて語ることができます。「長い時間軸」と「広い空間」という二つのセンスを大切に、1000万年スケールの地球環境変動と海洋生物群の応答に関する研究を行っています。現在進行中の主な研究は1)超大陸分裂に同期した新しい海洋生物事変の提唱と解明、3)現在型海洋生態系および構成要素の成立過程、3)温暖化初期に対応した海洋生物分布の変化などに分けられます。著書・出版物は→http://hokkyodai.academia.edu/YasuhiroIba