2012-04-08

Today's talk event : April 8, 2012 4pm Toshiaki Tomita

「せかいのつくりかた」展は本日が最終日となります。会期終了後、アーティスト達も、ニューヨーク、釧路、京都とそれぞれの場所へ戻ってゆきます。
お見逃しのないよう。。。


富田俊明ワークインプログレス作品『灰と頬』をめぐる対談:

今回、富田が観客やゲストを交えて制作する対談ドローイングは、本展に出品されるワークインプログレス作品『灰と頬』の一環です。ゲストを招いて対話のライブを行っています。
最終日の本日は、古生物学者の伊庭靖弘氏。「生命と食」について、美術と科学、異なる見地から交わされる着地点の予想のつかないクロストークにご注目ください。



伊庭靖弘 古生物学者
1981年東京生まれ。2008年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。専門は古生物学、生物地理学、生命進化史、温室地球期の古環境復元。
「わたしたちはなぜ今ここに存在しているのか?」 誰もが考えたことがある疑問だと思います。我々古生物学者は「地球・生命史の解読」にこの究極の疑問を解決する1つの鍵があると考えています。生命進化は時間軸をもってはじめて語ることができます。「長い時間軸」と「広い空間」という二つのセンスを大切に、1000万年スケールの地球環境変動と海洋生物群の応答に関する研究を行っています。現在進行中の主な研究は1)超大陸分裂に同期した新しい海洋生物事変の提唱と解明、3)現在型海洋生態系および構成要素の成立過程、3)温暖化初期に対応した海洋生物分布の変化などに分けられます。著書・出版物は→http://hokkyodai.academia.edu/YasuhiroIba